| ■埼玉県指定無形民俗文化財 下名栗諏訪神社の獅子舞 |
| 下名栗諏訪神社の獅子舞 会場:埼玉県飯能市下名栗諏訪神社 日時:毎年8月の25日に近い土・日 ※平成21年は8月22日(土)・23日(日)です。 揃い/例大祭
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| この獅子舞は、青梅市成木の高水山から伝わりました。文化年間(19世紀初め)に習い始め、天保14年(1843)に正式に伝授されています。以来戦時中も含めて、休むことなく継承されてきました。昭和41年(1966)名栗村文化財の第1号に指定され、同62年(1987)には埼玉県指定の無形民俗文化財になりました。 獅子舞の担い手は保存会を組織し、年間を通じで稽古に励んでいます。会員は100名超えます。小学2年生から80代まで幅広い年齢層が一堂に会し、新たな来住者や女性の積極的な参加もあり、地域にとってかけがいのない集団となっています。 一般には中学・高校生が地域社会から疎遠になる傾向がある中で、保存会はこの年代をも取り込んで後継者の育成をはかると共に、芸に磨きをかけています。豊富な練習によって、高水山から伝えられた高度な内容に、派手に「狂う」勇壮さを加え、埼玉県にある200の獅子舞を代表する舞となっています。 なお、例大祭では、12時からの神事式において、村の鎮守の祭りには珍しい雅楽が地元の楽人によって奉奏されます。 | |||||||||||||
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(1)
御宮参り・御幣懸り (おみやまいり・おんべいがかり) 「御宮参り」は、獅子行列が社殿をまわりながら参拝します。これにつづく「御幣懸り」は、初め女獅子が庭場に何か光るものが落ちていているのを見つけ、怪しみ恐れています。小太夫が恐る恐る近寄って、それが金色の御幣であることを確認し、大太夫が悪魔退散の祈願をする、という内容です。女獅子をリード役として3匹が織りなす構成美は、東日本に数ある風流獅子舞でも比類のものがなく、その極致を示す舞となっています。 |
(2) 花懸り(はながかり) 4つの花笠を桜に見立て、3匹の獅子が花見にでかけ、その美しさに酔って花を散らさんばかりに楽しく遊ぶ姿を演じます。獅子舞の基本的な所作を中心としており、獅子を始めたものが最初に舞う芝です。あまり長くはありませんが、休みなく舞うため、見た目より体力を使います。ササラの初心者もこの芝から始めます。 | |
(3) 三拍子(さんびょうし) 国家安泰、五穀豊穣、氏子繁栄を祈る舞です。3匹の獅子が楽しく遊び、疲れて眠りますが、再び元気よく遊びます。この芝は、獅子がバチを打ち鳴らす、ササラが重要な役割を演じる、謡と謡との間に特徴ある所作があるなど、他の芝とはずいぶん異なった構成になっています。3匹の獅子は常に同じ動きをするため、いつも呼吸をあわせることが大切な舞です。ササラは上級者が演じます。 (4) 棹懸り(さおがかり) 庭場の中央に竹棹を渡し、これを川に見立てて、女獅子が浅瀬を見つけて先に渡り、小太夫、大太夫を先導して順に向う岸に渡すという内容の芝です。この芝では3匹の所作の違いに注目してください。同じ動きでも、女獅子は細かく、小太夫は中くらいに、大太夫は大きな振りをします。獅子頭の重さが女獅子、小太夫、大太夫の順に重くなっていることからも、こうした振りの違いがでてきます。なお、棹は倒木を表わすともいわれます。 (5) 女獅子隠し(めじしがくし) この獅子舞の中で、個人技が最も発揮される芝です。男女の恋の葛藤を描く、繊細かつ優美な舞をお楽しみください。女獅子に対する雄の獅子の優しくかつ執拗な誘い。雄の獅子を演ずるものは本気で女性を誘惑するつもりで舞います。恋人に未練を残しつつ、次第に新たな恋にひかれて誘い出される女獅子の演技は、上級者が演ずると見る者の涙をさそいます。また、チラシの笛は、甘美な節を繰り返します。2時間を要し、獅子にとってはもちろんササラにとっても、体力と精神力が要求されます。 | |
| (6) 白刃(しらは) 悪魔払いの祈願をこめた芝です。2人の太刀遣いが登場し、真剣を使って舞いながら獅子の羽を切る場面のある、この獅子舞で最も有名な芝です。獅子が「刀がほしい、刀がほしい」と太刀遣いにせがみますが、太刀遣いは見せびらかすだけでいっこうに渡してくれません。ようやくのことで獅子は刀をもらえ、大喜こびで口にくわえて踊り回ります。 獅子を始めたものは(2)「花懸り」に始まり、(3)「三拍子」、(4)「棹懸り」、(1)「御宮参り・御幣懸り」、(5)「女獅子隠し」、(6)「白刃」の獅子、「白刃」の太刀まで終わると摺り上がりといい、一人前と見なされます。 |
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